なあ、コメラの村の噂を知っているか？
何でも珍しい資源が発掘されたらしいのだが……
噂が本当かどうか確かめてきてくれないか？

様子がわかったら、報告しにきてくれ。
うーん……どんな資源が発掘できるんだろう……？

貴重な資源が出土したのでな、
採掘現場への道は「坑道の番人」に見張らせているんだ。

ここは現在、貴重な資源を発掘しているんだ。
関係者以外は立ち入り禁止だよ。

でも……
まあ、時と場合によっては、ここを通してあげてもいい。

…………。

……ほら、大人だからわかるでしょう？

もう～物わかりの悪い人だな！

具体的に言うと10000ギルを、
アナタが、ボクに、くれればいいの。
そうすれば、ここを通してあげるって言ってるの！

へへっ……最初からそうやってカネを出していれば……。

じゃあいいよ。
ここは永久に通さないから！

コラアアアアアアアアッ！！！
ちゃんと番をしてろって言ってるだろうが！！！

ヒイイッ！！　親方！！！

今日の晩飯は抜きだ！！

ヒイイイッ……！！！

うううっ辛い……人にコキ使われるのは辛スギル……。
クソッ……カネだ……カネさえあれば……ボクは……。

というわけで、ここは立ち入り禁止だ……。
どうしても入りたきゃ、そこにいる「ドワーフ族の親方」に、
かけあってみるんだな。

ところで……あんた、もしかして面接に応募してきた人か？
悪いが、実はもう決まっちまったんだ。

最近この洞窟の奥で、未知の遺跡が発掘されたんだ。
珍しい機械が沢山出てくるから、
俺たちは「機械遺跡」って呼んでる。

それで、ここの門番を募集してたんだけどね。
ちょうど先週に決まったところなんだ。

まあ、こうやって経済を回すのは良い事だよな、うん。

そうだ、ついでにひとつ伝言を頼みたいのだが……。
コメラの村に白い服と黒い服を着た、
「アノッグ」とコノッグという双子の姉弟がいてな。

そいつらに、この遺跡はお前らのような、
子供の来る場所ではない！　と言っておいてくれないか？
仕事の邪魔をされて困っているんだ、よろしく頼む。

今は取り込み中だぞ。
「アノッグ」と作戦会議をしているのだ。

ん？　何か用か？

ふむふむ……ドワーフ族の親方から伝言？
今はそんなことにかまっている場合ではないのだ。

あ……もしや、この人は……

噂に聞く「ヨソ者」のようだよ、アノッグ。
コイツを利用しようよ。

おお、そうだな。
コノッグは賢いな。

あー、コホン。
キミはどうやらヨソ者のようだが……
ちょっと頼まれてくれないか？

ワタシ達姉弟は、とある秘密の研究をしている。
その研究に必要な「オートマトンのコア」を取ってきて欲しいんだ。

ボク達は知ってるんだ。
この世界のヨソ者は「お使い」が大好きだって。
困ってる人を見ていると助けずにはいられないらしいじゃないか？

さすが、噂に聞く旅人。

ちぇっ、ケチー！！

ケチー！！

でも、そんなつれない事を言いながらも、
実は助けたくて仕方がないのだろう？
ワタシは何でもお見通しなのだ。

ではさっそく、「オートマトンのコア」の在り処を教えよう。
村外れに資材置き場があるから、こっそり仕入れてくるんだ。
手に入れたら、「アノッグ」に渡してくれ。

お使いを頼んだからな。
「オートマトンのコア」だぞ。

お使いを頼んだからな。
「オートマトンのコア」があるのは、村外れの資材置き場だぞ。

まさか、アノッグとコノッグが、
迷惑をかけているんじゃなかろうな？

おお、ヨソ者よ。
帰ってきたか。

ちゃんと「オートマトンのコア」を、
手に入れてきたようじゃないか。

では、お小遣いをやろう！
これで、ワレワレの世界征服が一歩前進し……

シッ、ダメだよアノッグ。
ボク達だけの秘密だ。

おお、そうだったな。
賢い弟よ。

では、次なる「お使い」を頼んでやろう……

コラアアッ！！
また、人様に迷惑かけてるのか！？
三枚に下ろして海に叩き込むぞッ！！

ヒイイイッ！！！

……すまないな。
あいつら、親がいなくてね。

あんたに、いろいろ失礼があったかもしれないな……
許してくれ。

……ところで、あんたは「ヨソ者」なんだろう？
ヨソ者は「お使い」が大好きらしいじゃないか？

現場で「坑道用のランタン」が足りてなくてな。
村の外の洞窟を探せば見つかるはずだ。

「坑道用のランタン」を見つけたら、遺跡の入口の、
坑道の番人がいた場所まで持ってきてくれ。
もちろん報酬は払う、頼んだぞ。

クソッ……こんなところで油を売っている場合では……。

ワレワレはこの遺跡に用があるのだ……。

この双子、さっきから何をブツブツ言っているんだ？

「坑道用のランタン」は手に入ったか？

おお、コレコレ。
助かるよ、報酬はコレだ。

さて、これであんたもカネを稼ぐことができて満足だろう。
ほかに用事がなければ、俺も仕事に戻るが……。

そこの遺跡に、入れておくれよぉ！

入れておくれよぉ！

ダメだって言ってるだろ。
ここは危ないから立ち入り禁止だ。

まったく……どうしてこんな遺跡に皆興味を持つんだ？
もしかして、機械以外にも、スゴイお宝が……？

ワレワレの発見によれば、あの遺跡の中には……。

シッ、ダメだよアノッグ。
ボク達だけの秘密だ。

そうだったね、コノッグ。

という事で、何でも無いです。
ボク達は平気です、ハイ。

……ったく、アイツらときたら……。
あんたも用事がないなら「機械遺跡」には近づくんじゃねぇぞ。
ケガでもされたら大変だからな。

ここは立ち入り禁止だよ。
はぁ……カネが欲しいなあ。

人間、忙しくしてるのが一番だ。
ヒマだとロクな事考えやしねぇからな。

おお、コメラの村からやっと帰ってきたか。
で、珍しい資源の情報は何かわかったか？

なるほど、「機械遺跡」とやらに入れてもらえなかった、と。
そこでいったいどんな資源が発掘できるんだろう……。
ともあれ、ご苦労だった。これはお礼だ。