心配して声をかけてくれたのですか……？
ありがとうございます……。

依然として、アノッグの行方はわからないし、
村人達も分断されたまま……。

２Ｐは、計画のためにボク達を利用したと言っていました。
アンドロイド達に村が襲撃され、大きな被害が出たのは、
ボクとアノッグのせいなんでしょうか……。

そうですね……。
小さなことでも、自分にできることを見つけて、
村人達との溝も解消していかないと……。

おい、コノッグ……
こんなところで、何をしている？

おや？　いつも一緒にいるアノッグの姿が見えないが……
何かやましいことでもあって、逃げたんじゃないだろうな？

そっ……そんなことない！
アノッグはきっと…………。

きっと……？

なぁ、そのあとにどんな言葉が続くんだ……？
言ってみろ！

…………。

俺の妻はなぁ、襲撃のときに重傷を負って……
寝たきりになっちまったんだ！

もう……希望なんてない……。

お前を見ているとイライラする、口も利きたくない……
この村から出ていけ！

…………。

…………ううっ、
ボクは……。

ボクは……ボクは……
うぅっ…………。

……すみません……ありがとうございます。
そうですよね……辛いのはボクだけじゃない。
クヨクヨしてちゃだめだ……。

襲撃の被害に遭ってしまったご夫婦のために、
何かできることを探そうと思います……。

しかし……ボクは彼らのことを多くは知りません……。
せめて話ができれば……。

あなたが、代わりに話を聞いてきてくださるんですか？
ありがとうございます……！

もしボクに、あのご夫婦のためにできることがあったら……
全力で頑張ります！

聞き込みをして頂いている間、
ボクは村の片付けをしようと思います。
少しでも、村の役に立ちたいので……。

ボクは、ボロボロになった村の片付けをしておきます。
小さなことでも村の役に立てるように……。

アノッグやコノッグとつるんでる旅の人じゃないか？
何の用だ？

襲撃の被害に遭った村人について聞きたい？
あぁ……奥さんが重傷を負ってしまった夫婦がいたな……
あんなことになってしまって、可哀そうだ……。

あの夫婦は仲が良かったよ。
よくふたりで、手を繋いで出歩いているのを見たからな。

そういえば君は、あの夫婦と懇意にしていなかったか？

あぁ……良い人達だよ。
酒好きで、僕もよく一緒に酒盛りをしたな……。
特に蜂蜜酒が大好きで……。

怪我がよくなったら、また一緒に酒盛りをしたいけど……。
今は、そんな平和な日々が戻ってくることを、
願うことしかできないよ……。

あぁ……そうだな……。

ボロボロになった村を眺めていると……
気が滅入ってくるなぁ……。

どうでしたか？
襲撃の被害に遭ったご夫婦について、
話を聞くことはできましたか？

なるほど、あのご夫婦は蜂蜜酒を好んでいた、と。
でも、この村では蜂蜜酒は自家製が多いんですよね……。
いったい、どこで手に入れれば……。

それなら、ボクでも……！
この期に及んであなたに頼みごとをするのは気が引けますが……
崖の下まで道案内をお願いできないでしょうか？

いえ！　これはきっと……
自分の足で行かないと、意味がないと思うんです！

そうしたら、ボクは掃除したゴミをまとめてきます。
人目につかないように、少し離れた場所で待ち合わせましょう。
村の入口を出た先にある、橋のあたりでお願いします！

待っていました……！
スティルタイドまでの道筋を教えてもらえますか？

なるほど……まずは昇降機を使って、
崖の下に降りるんですね。
では、さっそく向かいましょう！

なんだか村の外に遠出するのは久しぶりです……。
こうして一歩踏み出すことが、大切なのかもしれませんね。
先に進みましょう。

間近で見ると、すごい迫力ですね……！
しかし……こんなに大きな機械、
いったいどうやって動かしたのですか！？

その話……ボクに聞かせてくれませんか！

ユールモアという国での事件……
タロースの復活や、人々との繋がり……。
コメラの村に来るまでに、色々なことがあったんですね。

みんなを先導して、団結した力で困難を乗り越える……
ボクもあなたみたいに勇気を持てれば、
コメラの村の状況だって、きっと……。

貴重なお話、ありがとうございました！
さっそく、みんなの努力が動かした昇降機に乗りこみましょう！

スティルタイドまでは、あとどれくらいですか？

ここから東の方角に進めばいいのですね！
行きましょう。

ここで蜂蜜酒を買うことができるのですね……！？
中に入りましょう！

おや、久しぶりだね。
酒を飲みに来た……ってわけじゃなさそうだけど。

隣にいるのは……珍しいお客さんだね。

ラ、ラリホー。
旅の人に案内してもらって、来たんです。
蜂蜜酒が欲しいのですが……。

あなたのお仲間なら、半端な品を出すわけにはいかないね。
すぐに用意するから、少し待っててちょうだい。

これで、被害に遭ったご夫婦へお見舞いに行くことができます……
背中を押してくれて、ありがとうございました！

はい、お待たせ。
これでいいかしら。

ありがとうございます。
お代は置いておきますね。

よし、コメラの村に戻りましょう！

被害に遭ったご夫婦は、お見舞いを受け入れてくれるでしょうか……
もしよかったら、一緒についてきてもらえませんか……？

ありがとうございます……！
迷惑ばかりかけてすみません……
被害に遭ったご夫婦の家に向かいますね。

あの……すみません……コノッグです！
ボク、何もできないけど……
せめてもと思って、お見舞いに……来たんです！

手土産に、蜂蜜酒をもってきたんです。
今は……飲めないかもしれないけれど……
怪我が治ったら、奥さんとご一緒に……。

……………………。

…………帰ってくれ。
そんな物は、受け取れない。

……そうですか。

何もしてくれなくていい。
出来る事なら……妻があの事件を忘れられるように、
この村から出ていってほしいがな。

…………………………。

おぉ、いいところに。

ちょうど村に戻るところだったのだが……
クレーターに向かって走っていくコノッグを見かけたんだ。

それが、なんだかとても思い詰めた様子でな……。
何かあったのか？

そうか……そんなことが……。

言いにくいことだが……
襲撃の被害に遭った、あの村人の妻は、
もうすぐ子供が生まれる予定だったんだ……。

だからといって、
コノッグがその責任の全てを背負わされるなんておかしい……。

力になれなくて申し訳ないが、
こんなことを頼めるのはあんただけだ。
クレーターに向かったコノッグを連れ戻してくれないか？

きっとまだ遠くまでは行ってないだろう……
めぼしい場所で見渡してみれば、見つかるかもしれない。
よろしく頼む。

俺は、コメラの村に戻って村人達の様子を見てくるよ……。

あんな風に思い詰めたコノッグは、見たことがないな……
大丈夫だろうか……。

……アノッグ……アノッ……グ……。

あなたは、どうやってあの時のことを……
いえ、そんなことはどうでもいい……。

アノッグは、アノッグです……。
ボクの大切な家族なんです……。

わかりました……。

心配をかけてすみませんでした……
気分も少し落ち着きました。
親方にもそう言っておいてください……。

おぉ、旅の人よ。
戻ったか。

何かあった様子だが、説明してくれるか？

おいおい、なんだそりゃ……
謎の白い球と……死んだアノッグがそこから……？

そんなことあるものか。
実はな……アノッグとコノッグは、
俺が坑道で拾った孤児なんだ。

あいつらは昔から、人に迷惑をかけっぱなしの悪ガキだったが、
根は悪い奴じゃない。
死んだなんて……縁起でもないこと言わないでくれ。

詳しいことはわからないが……
今は村人達をあまり刺激したくない。
今回の件は内密にしておこう……。

とにかく、あんたとコノッグが無事でよかった。
アノッグも早く帰ってくるといいんだがな……。
しばらくは村の様子を見守ることにしよう。

心配をかけてすみませんでした……
しばらくここで、休んでいます……。